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秘伝竹穂先<超解説・その五>「マイティ煤竹<超硬>」

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みなさん、おはようございます。


先週の続きです。

素材的には様々な経緯があって、

最後の PVC(塩ビ)が候補から外れた。

塩ビは決して悪い素材ではなかった。


あるシーズンの赤城氷上解禁日には

あのフカンドで信じられない爆釣があった。


フカンド、と言っても真性フカンドではなく(笑)

若干、北東にずれたところだった。

午後4時前で400尾プラス。

フカンド夢の5束にもうすぐのところまで来ていた。

そこを教えてくれた箕郷の彼氏は用事で昼に帰った。

猛烈な風。

入る時は神社裏の大山になった吹き溜まりを

必死で登って、下った。

あまりの荒天に周りには誰もいない。

だから、独り占め出来たって訳だ。



だが、夢ははかない。

燃料が切れた。

テントは一切光の入らないイエローテント。

あのころスーパーカタツムリが出来ていれば、なんて。



あまりの寒さに悪寒が走り、嘔吐まで。げろ。

ついでに新品の眼鏡とカメラを落っことすという

悪夢も併存した。

平地に駆け降りても震えがなかなか止まらなかった。



兎も角。



その時に使っていたのが、塩ビ穂先だった。

秘伝の黎明期に製品として扱っていたものだ。

18cmでボックスの板に置いて使った。


ではなぜ、塩ビ、あるいはプラ系穂先を諦めたか?

結論的には


  短くて扁平型では普通のオモリが使えない


ここで言う普通のオモリとは2~3~4号だ。

地元の超名人クラスには3号でも軽い方だ。

ただし、、、「ただし」がつく。

長い穂先60~70cm以上。

ボートの釣りだ。

そういたロングタイプでないと重量級のオモリは

ぶら下げて支えられない。


では、彼らは氷上ではどうするか?

簡単、簡単、愚問とでも言うべし。



ズバリ、華麗なタグリ師に変身するのだ。



3号用の扁平塩ビでは一切アタリが出なかった。

なにしろ、普通のカーブに設定しようとすると

現材料から、ほとんど削らないような有り様だったから。



つまり、繊細なカーブを持ち

しっかり重いオモリを支えるには

総身は長くなくてはならない。

短いプラ系素材では無理!


アクリルはあり、だと思う。

松田クンとこの、バンピースティックだっけ、

あれは良さそう。

相当な実績もあるのではないか。

使ったことがないので論評出来ないが

リスペクトはしている。



つまり、薄い本体なら機敏な穂先が出来る。

だけど、重いオモリは使えない。

だから、釣り自体が制限される。

その制限の中で工夫するから釣りがますます

やっかいになり、難しくなる。


そして、難解な釣りは脆い(もろい)。

風に弱い。

大型魚にも弱い。

オマツリの多発地帯となる。



あと、

決定的にプラ系穂先を排除しなければならない

いくつか事情もあった。


切削時の音が我慢出来ない。

しかも、

大量に発生するバケ学的削りカスが

どうしても許せなかった。。。



ちなみに、先日来、クジラのヒゲ穂先を標榜

していますが、

会社にいる愛犬共は

クジラの削りカスを好んで食べます(笑)



というようなことで、素材は竹で決定!

というようなことでございます。



そうそう、先週だったか、

つりピット!のエッちゃんと電話でしゃべる機会があった。


 「竹の穂先って、折れても直せるんだよね」

 「え~! ホントですか~?!」


どういうイキサツでそんな話になったか忘れたが

ともかくたまげていました。


・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・


ここからが本題です。

先日、<超硬>をオススメするといいました。


 マイティ煤竹<超硬>の特徴


1)短いのに重いオモリが余裕で使える

全長約30cm。

この長さで3号、4号というオモリが余裕で使用可能。

WEB的ワカユーザーは滅多に使わない、使えないため

状況が悪くなると(大風・大型魚)ダントツになる。



2)ヘビー級のオモリでも極小のアタリがとれる

多言を要しません。

初めてお使いの方は感嘆符の連続となります。



3)絶対的手返し優先主義

2、3グラムとか、せいぜい2号クラスと比較して

圧倒的な上下スピードで超手返し可能。

日に千回以上も上げ下げするのだから

釣れる時の軽オモリはナンセンス。

だから釣れる深場での優先チョイス。



4)大風で振られるボート・屋形で確実な底ダチ可能



5)大型魚エリア or 解禁日対策


おどかすわけじゃありませんが、、、

1日の解禁日をイメトレ、準備万端、、、

 ズン!

キタ! で、デカイッ!

あ! マツった!  アウ~~ ( ̄  ̄;)


魚体が大きくなればなるほど、

水と >゚)))waka>< の抵抗が比例し

>゚)))ワカ>< が暴れる。。。

すると大きな円を描いて上がってくる。

結果、自分&他人オマツリ多発・・・


これを避けるため、昨シーズンの氷上解禁では

3号本オモリ + 4号捨てオモリ でした。

(グラム、ではありません、為念)


巨大円形劇場で猛烈速度のエレベーターに乗る。

 まあ、正解。

おかげさまでそこそこの結果となりましたが


それでも左右の穴の下で2~3回オマツリ。

いかに現在の赤城の >゚)))ワカ>< がデカイかを物語る

エピソードとなった。今年もデカイだろう。



兎も角2。



解禁日(当初)と2月の激渋劇場とをきっちり分けて

準備をするべきだ。


氷上1穴ならオマツリの危険性はない。

しかも時期が渋い。

だから

どんなに繊細で難解であっても良い。

というか、どうせなら超繊細にすべし。

氷上は地面は動かないから。



だけど、屋形やボート、フロート桟橋なんかじゃ

希望的観測で出かけたら

メチャクチャ振られることもある。

 チャッ! と

取り出せば打出の小槌になるような

鬼に金棒のような

そういうタックルチョイスが出来ると安心だ。







次回はマイティ煤竹<中硬>について。

ではまた!


・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・—・





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