
船橋市のMN様からのご連絡&ご質問
> 千葉のMNです。
> 昨日穂先無事に届きました。
> 質問です。
> 万象ですが通常7g推奨ですが、最高何gまで背負えますか?
> 流れが早い時や爆釣時等
> あと秘伝の竹でハゼ中通し竿って無理ですかね?
> 9尺くらい。
> 高いかな?
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MNさん
この度は大量のご注文ありがとうございました。
以下、お返事です。よろしくお願い致します。
● オモリチェンジの件
> 万象ですが通常7g推奨ですが、最高何gまで背負えますか?
> 流れが早い時や爆釣時等
●5号(18g)までいけますが、5号と言うのはこの長さでは「釣り味」がよくありません。3号で普通に良い感じで使えますよ。
●また、重い系のオモリを使う時は、ヘの字アダプター「キリン」を使って下さい。オモリが重くなるにつれ、角度を強めてゆくとスイートスポットを拡張出来ます。ふつうに真っすぐの状態で重いのを使うと屈曲部をガシガシに固めてしまいます。そこで斜めの角度を深くすると、屈曲部が緩くなってゆきます。すると、よりアタリが出やすくなるということです。
●急に群れが入った時の爆釣対策の裏技ですが(まあ10m以上の深場として)7g(2号)とか、5g(1半)でやっていて、群れが入ってきて、すぐに通過せず、しばらくその場に居そうな雰囲気のある場合は速攻オモリチェンジをします。
●小オモリではかったるいので、デカイのでさっさと早く落として、アルバイトで稼ぐって感じですよね。それに即応するために3号、4号をいつでも手元に置いておくわけです。ケースに入れたままではイケません。裸でそこらに置いときます。
●これをタックルボックス開けて、オモリ箱はどこかな〜、なんてやっていると群れは去ってしまうので、3号なりを常に手の届く範囲にスタンバらせるという作戦です。魚探にデカイ群れが映って一尾目を上げたら、即、オモリ交換します。大きな群れが去って、渋めになれば、また元のオモリに戻すわけです。
●んで、3号〜4号でアタリがでるか?なんてことは考えなくてよろしい。秘伝竹穂先はそんなにヤワじゃないし、相手は群れです。群れの先頭でも、真ん中でも、食い気のある、やる気のヤツはいくつもいます。それらの特徴は、「ガッツ〜〜ン!」と当たってくるので、だから、心配はいらないというわけです。なんでも試してみる事がおもしろいのですから。こんなデッケエおもりでもアタリがビシバシ出るんだ〜おおと納得して欲しいです。
●ひとつ重要なことがあって、4〜5号クラスに大物が連掛け、ということになると上げるのは簡単ですが、サカナをつかもうとするとテンション不足で、自動的に仕掛けが下がって行ってしまう事があります。下降エレベーターですね。
このを問題を防止するには、
①上がってきてもスイッチは押し続けること
②黒リングを使う事、などのテクがあります。
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● ハゼ竿の件
> あと秘伝の竹でハゼ中通し竿って無理ですかね?
> 9尺くらい。
> 高いかな?
●実は先日、メールでハゼの話を貴兄からお聞きしたので、YouTube動画などで色々見て、すっかりハマりました なにしろあの美味が忘れられません(笑
●こないだのメールでも書きましたが、以前、島根県は宍道湖の近くに実家があると言う鮎釣り関係のお友達がいて、シーズンになるとちょいちょい処理済み、天ぷら粉つき、油に投入するだけ、というのを送ってくれていたんですけど、ある時から連絡不通に。。。多分、湖に一緒にでかけていたハゼ釣り大好きなご母堂様が御隠れになったのではないかと推察。それ以来、ハゼ食べてませ〜ん (¯ ¯*•.¸
●で、結論的には、11月の落ちハゼの大きめのヤツなら、まるきし、秘伝電動リールでいけそうだと思い、今週か来週、出かけたいと思います。
赤城は寒み〜ので、、、(・_; * \Bakki!
秘伝の電動リールで釣りをするの前提で以下述べますが・・・
●竿ですが、秘伝の電動リールで9尺というのはまあ無理ですね。竿の重力モーメントを考えれば、9尺では電動を台なりに固定出来ませんし、中通しと言うのは全然無理です。(良いものを求めるならば、東京の下町の和風釣具屋さんが一番です)
ただし、そこはそれ、色々考えてみて、3つくらいの方法を考えだしました。
<その1>
●もっとも簡単に出来る方法は、長めの穂先に、50cmのエクステンションバーを使うこと。これで、ボート直下のみならず、少し先の方まで狙えます。実寸は52cmです。
●ちなみにこの50cmの「カナ長君」(かなり長めのエクステンション・笑)は多少ヒマになったので、この土曜日に早速作りました・・・(爆)カーボン素材なので、なかなか良い感じです。

●長めの穂先、たとえば、トンキンケーン42剛毅、超硬ロング40cmオーバーなど。これらであれば、おおよそ3尺ということになりますね。


<その2>
●長い穂先で最長のものは、ウルトラロング60cm+でした。これは実際、ワカサギ釣り用として販売していたものですし、ご要望があれば作ってお送りしています。これで4尺近くにはなるでしょう。
●1〜2とも、竿置き台がマグネット方式の4つ脚タイプ電動リールが前提です。(他社製電動リールはよくわかりません)
ここまでは、普通に秘伝の電動リールのシステム(4つ脚タイプ)が使用出来ます。
<その2>
●これが最も心躍る新製品、もちろん、まだプロトタイプですが。。。ズバリ、中通し竿もオッケー牧場ですし、普通のリール竿でもイケちゃいます。その手のロッドを使うための電動リールです。写真を見て下さい。まるっきり試作品ですが。

●これは、実は、ヒメマス用に試作したもので、秘伝電動リールの心臓部を巨大化したものです。モーターはマブチです(笑 ヒメマス釣りで、まあ、大概はスピニングやらの手巻きリールで巻き巻きするわけですが、これが穂先がブレて、魚が外れ、目の前でポッチャン、バイバ〜イ(-_-)/~~ という事故が多発するので、食い上げたら即プッシュボタンGO〜で、一切、竿をブラさずにサッサと上げて来る、と言うのを目的に制作したものです。
●軽く20号クラスまで持ち上げられますが、じつはこれのミソというのは、基本的に、一般のリール竿のリールシートにセット出来る電動マシンなのです。勿論、取り付け・取り外しはスピニングやタイコリールてかベイトリールと同じです。外部電源方式なので、普通のリールより、かなり軽いですしね。
●しかも、この電動リール、ノーマルスピードとターボスピードの両方がついています。ノーマルはチョイ巻きで、押してる間はONです。ターボ側は押し込めばONで固定、もう一度押してOFFです。

●それだけじゃありません。秘伝の電動リールのシステムはオモリのリリース時に下向きにしないと落ちませんが、この電動リールは
竿が上向きでも錘を落とせる!
というのです。竿下向き、って、それじゃ毎度、水に竿先をつっこむ事になっちゃいますから、全然ダメ、で、ニードイズザマザーオブインベンション、 必要ならハツメーしろ! つうわけで、電動&竿上向きでもオモリ落とせる機構付き、ということなんですね。
今度、近くの橋まで行って試してみよう。。。
う〜〜 久々、長くなってきた〜〜 \(` ´;) バシッ!
つまり〜
●感度の良い中通し竿とリールシートを購入して、適当な位置にリールシートを設置しさいすれば、秘伝式中通し竿電動リールが完成すると言うわけです。
●竿受けはラークの一番安くてきゃしゃなヤツで良いでしょうね。手持ちでやってもイイですし、片方でサカナ外し中、なんて時にもう片方が当たれば、スイッチONで勝手に上げてくれるでしょうね。
●現状考えられる問題としては、中通し竿の内側がどんな状態なのか、ということですね。あんまりササクレなんかがあると、PEプッツンなんてことになりかねません。すなわち、PEラインの選定が重要になるでしょうね。
●それと竿の長さですけど、前述したように、3〜4尺までは、普通の秘伝の電動リールで対処出来ますよね。そこから先の長さですけど、、、
●基本、ミャク釣りでないと数は揃えられないと思うんですよね。4尺より長くしたい、でも8〜9尺となると、そこそこ良質の竿でないと感度劣化の問題があると思います。長くなればなるほど、持ち重りもありますしね。どうでしょう、長くても7尺くらいがイイのかなあ、と想像しているところです。
とりあえず、ここまでです。
今後とも宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。