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秘伝竹穂先<超解説・その三>

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みなさん、おはようございます。

竹穂先・超解説シリーズ進めます。


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竹竿との出会い

 
 ・場所  静岡 狩野川 尾崎荘シモ


30年近く前のハナシ。。。太田市の木村釣具店の親父さんが「取っておきましたから・・・」なんのことかわからないでいたら、奥から引っ張り出してきた。。。古~~い那珂川竿。。。大売り出し。。。在庫処分セールか。。。7千円。


それを狩野川の河畔で取り出したのだった。


当時、がまが初めてGラインを発売開始。当時のメタル系ラインといえば撚りワイヤー系のみだったが、新世代のラインの先駆けとなった。それを、かの那珂川竿につないで入川した。その印象・・・


  「ぐっへ~~! 重てぇぜ~~~!!」


ぶっとい超重量系の四間竿を必死でこらえていた


 掛かった!



瞬間に理解した。

竹の超高感度を・・・



鮎はちっこいのと中型が2尾だけ。

実は30分も持っていられなかった。


この竹竿はその後一度も日の目を見ることなく、いまでも倉庫の奥の方に鎮座しているが、その時の強烈な印象は脳裏から離れない。あとでよく考えたら、なんのことはなかった。



少年期の釣り竿は、全て竹竿だったことに気がついたのだった。近くの沼での篠竹でのクチボソ釣り、少し発展して1本延べ竿、そして叔父貴から頂戴した塗りの美しい並継ぎ竿(これは嬉しかったなあ、天にも昇る気がした)。。。(クチボソ釣りで赤虫をカットすることに気がついてりゃなあ・笑)



成人後に手にしたタックルはすべてグラスかカーボン製だった。この国の経済発展後、釣りワールドではそうしたプラスティック系素材の蔓延があったのだから当然だった。竹は片隅に追いやられたのだ。狩野川での出来事は、ある意味、釣りの自己史の時空を駆けるタイムマシーンとなったのだった。



だから、竹に回帰したのだ。



(以下、次回。この項、続く)


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